
◆「薫さん あんなのに気を許してはいけませんよ
流浪人なんて所詮 人生の落伍者です
薫さんはどうも 人が良過ぎますからねえ」
◆「あとはお前の烙印一つ それでこの土地屋敷は儂等のものとなる!」
◆「本当はこういうのは好みじゃないんだ やるなら合法的に
それが儂の手段なんだが お前が弟の正体に勘付いてしまったからには
そうも言ってられん」
◆「女一人のところに好々爺(こうこうや)を演じて潜り込み 信頼を得たまでは予定通りだったが お前はお人好しのくせに剣術には非常に頑固ときた」
◆「儂の計算だとこの辺の地価は 文明開化と欧化政策の余波で五・六倍にはなる 剣術道場なんかには勿体ない」
◆「馬鹿な 一振りで四人五人をいっぺんに…
よ…妖術か!?」
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