表現系 修辞技法

『冗語』の解説とその例

投稿日:2020年3月22日 更新日:

wikipediaの解説(引用)

➀一つの事柄に対して、必要以上の語を用いる技法。

➁文法的には誤りだと指摘されることがあるが、狙いを持って意図的に用いることが多い。

  • 今起こったことをこの自分の眼でちゃんと見たぞ。

わざわざこの眼と言わずともそれは主語の人物の眼だと分かるはずであるが、冗語を用いることで、よりはっきりと今、現実にこうして見たと主張されるようになる。

  • あの冴えない男が今度結婚すると聞いた。あの暗くて、不格好な男が結婚するだと?

男の評価は「冴えない」で一旦表現されているので、後の表現は冗語といえるが、より主語の人物の疑り深い、信じられないという驚嘆の心が浮き彫りされる。

  • 「そんなことしても意味がない。無意味だ。無駄だ。」

意味がない、無意味、無駄は全て同じ言葉であり、過剰な表現である。しかし、敢えて二重、三重に表現をすることによって、その無意味という表現を強調することができる。このような表現を冗語法の中で、原義perissology《英》に対して『無効冗語』と訳しており、『表現過剰』などと分類している学者もいる。

オリジナル例

  • 苦しく呼吸ができない。酸素と二酸化炭素の受け渡しがうまくいかない。 肺を膨らませることができない。息が張り詰めて 何もできずに硬直してる
  • ハンドルを回す。腕のスナップを利かせて丸い操作楫を回す。ぐるぐると同じ操作を繰り返す。
  • 大量の砂利だ。 土、石、砂とが混じり合い山を形成している。 こんもりと盛られた土砂だ。
  • 落ち葉がカーペットを形成している。枯葉が敷き詰められている。紅葉が作った自然由来の絨毯だ。
  • 汚いモップだ。あいつのドレッドヘアーみたいに小汚いモップだ。黒ずんですっかりくたびれたモップだ。
  • 髪を短くした。長い髪をバッサリ寸断した。ロングヘアからショートヘアにした。
  • 雨は嫌いだ。空から降る水が苦手である。私にとって雨天は好ましくないのである。
  • 米である。アジア圏で生産されている穀物類だ。田んぼから取れる主食だ。
  • 血が流れている。 赤いピーマンのような液体が滴っている。 鉄の匂いのする赤い液体が垂れている。
  • そうめんだ。ラーメンのよりも細くて白い麺だ。小麦粉を練って作られたヘルシーな麺だ。
  • 剣道をしている。竹刀を持って殴り合っている。剣道防具をつけて睨み合っている。
  • 高橋家の次男です。高橋ふみやの弟です。二番目に誕生した男子です。
  • すごく熱いです。触ったらおもわず手を反射的に背ける熱さです。やけどするぐらい高温です。
  • 音楽を聴いている。音の連続体が聴覚を刺激している。旋律で鼓膜が震え、心が揺らぎます。
  • 僕はスパイダーマンだ。蜘蛛に噛まれた男です。地面に張り付ける虫おとこです。
  • 車が追いかけてきている。白い乗用車が跡を尾いてくる。後方の車がくっついている。
  • すごく辛いです。唐辛子を食べた時のような刺激があります。辛酸を舐めたかのようです。

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