修辞技法

『誇張法』の解説とその例

投稿日:2020年3月28日 更新日:

wikipediaの解説(引用)

➀言いたいことを強調して大げさに言う手法。

  • 天地がひっくり返ってもそれはありえない。
  • 死んでもこの土地は手放さない。
  • 耳の穴かっぽじってよく聞け

POINT

➀”嘘”を言うと分かった上で、表現する。

例:目の前にクレオパトラがいた。

実際にクレオパトラがいるわけではないが、目の前の人物が“美人”であるということを強調している。

➁数字を用いることで、より明確なスゴさや大きさが表現ができる。

例:100億年かかっても、彼には追い付けそうにない。

実際100億年も生きれないので不可能だが仮にそれぐらいの時間を費やしても、“彼との実力差”が埋まらないということ、“彼の実力”を強調している。

オリジナル例

●「マッハ」で配信中!

●「死んでも」殺す!

●「全国民」が否定するよ。その意見は。

●「地球が話し出すぐらい」有り得ないことだ。

●彼女の美しさに「気絶した」。(美しさを誇張)

●強烈な刺激臭に「卒倒する」。


● 彼は本当にツいていない男だ。たとえばもし彼が、
「明日雷に撃たれて死んだ」と言われてもたぶん俺は驚かないだろう。(運の悪さを誇張)

● 「三国志の武将だって、そんなに髭長くしてないぞ。」(髭の長さを誇張)

● 「来世も、その次の来世でも」ずっとずっと一緒にいてほしい。

●うげぇなんだこれ!?口の中が 「溶けるわ!」(誇張を強調)

● おばあちゃんのやさしさとわたしの中にあるやさしさを比べたら、
きっと「象とアリの大きさ」ほどの違いがあると思う。(やさしさを誇張)

●お前と喋ってると視野が狭すぎて「段ボールの中に押し込められた」
気分になってくるよ。(相手の視野の狭さを誇張)

● ああ、まるで「恋人と家族をいっぺんに失ったみたい」だ。(喪失感を誇張)

● ああ、あいかわらず「扇風機みたいに超高速回転中」だったよ。(回転速度を誇張)


● 遅すぎんだよお前は!!「なめくじ」なのか!?(相手の行動あるいは言動の遅さを誇張)

●「どのくらい怖かった?」
「ビックリし過ぎて「全身の体液が飛び出しそうになった」。(怖さを誇張)

●たとえ「この湖畔の水を飲み干したとして」、この喉の渇きが潤うことはないだろう。(喉の渇きを誇張)

●彼女の鋭い眼光に「射抜かれる」。(目つきの鋭さを誇張)

● 「耳の穴も鼻の穴もけつの穴も全開に開いて」よーく全身で聞いとけよ


●「全身の水分が汗で抜け出ていく」。そう思えるぐらい
の暑さだった。(暑さを誇張)

● 「腕がバキボキに折れたって」この手は離さないよ。

●「腕が折れようと、足が千切れようと、頭を失おうと」、
お前をいつか必ず殺す。(殺意を誇張)

●「大切なモノをどれだけ代償にしても」あなたと一緒にいる。(相手に対する好意を誇張)

● 「地面に突き刺さりそうな勢い」のまま、彼は着地した。(落下の勢いを誇張)

●宝くじに記載されている番号を照らし合わせた瞬間、私は「雷に撃たれた」。(衝撃を誇張)

●「高層ビルから突き落とされた」。とてつもない絶望感が全身を駆け抜けた。(絶望の大きさを誇張)

●このシップ、冷たすぎて肌が「凍結しちまうよ」。(冷却能力を誇張)

● 家には「大セール開いて売れるぐらい」のブルーレイディスクがある。(大量に在ることを誇張)

●「ナマケモノ」だってビビッて飛び跳ねるわ!

●青春時代は「吹き抜ける一瞬の風」のようだった。(短い時間感覚を誇張)

●彼女わんわんわめく様子は、「生まれたての赤ちゃん」だ。

●「目ん玉ひん剥いて」よーく聞け。

●「滝のような」雨が降ってきた。

●スネ毛をガムテープで剥がされ、痛みに「皮膚が裂けた」。

●この「骨身と魂にかけて」君を守ると誓うよ。(忠誠心を誇張)

●皮膚が「和紙のように」乾燥してきた。(乾燥度を誇張)

●フィギュアスケーターの彼女は「穴でも掘れてしまうんじゃないか」と思えるぐらい、氷上で高速回転する。(回転速度を誇張)

●オマエのハゲ頭、まさに「蛍光灯」。(ハゲの反射率を誇張)

●いまなら「バケツいっぱいのパスタでも」余裕で完食できる。(空腹を誇張)

●「Tシャツが引きちぎれそうなぐらい」の強さで彼は胸ぐらを掴んで振り回し続けていた。

●「ほおが引きちぎれるんじゃないか」というぐらい母は強く、ほおをつねってきた。

●「絞め殺しそうな」ぐらいの強い抱擁。

●墨でもつければ「書き初めできそう」なぐらい長いあご髭をそのじいさんは蓄えていた。

●「全身の水分が無くなるんじゃないか」と思うぐらい、涙が絶え間なく流れ続けた。

●こんな甘いもの、「秒速で虫歯になっちまう」。

●「鼻の骨が粉々に砕ける」ような衝撃。

●「腕が引きちぎれそうなぐらい」の勢いでグイグイと手を引っ張られながら、俺は彼女の先導に黙って従い続けた。

●「車のボンネットで肉が焼けそう」な暑さだな。

●「山を越えるような勢いで」身長が伸びていった。(身長の伸びを誇張)

●「口から火が出る」辛さだ。

●そのキャラクターが死んだとき、「まるで本当の身内が殺された」ような感覚がした。

●「一生かけて使い切られいほどの金を渡されても」彼女を譲ったりしない。

●恐怖に「全身の毛が逆立った」。

●あまりの暑さに、「体が溶けちまう」。

●くしゃみをするたびに、「頭が割れそうになる」。

●「眼球が焼けてしまいそうな」ほどの、強烈な閃光が走った。

●楽しさに「心が舞い踊る」。

●楽しくて、「心の中では舞踏曲ワルツが流れていた」。

●チョコレートは、クーベルにして「風呂にしても」いいぐらい好きだ。(チョコレートが非常に好物であることを誇張)

●チョコレートはたぶん、「一生涯飽きることはないだろう」(チョコレートが非常に好物であることを誇張)

●「目が取れてしまいそうな」ぐらい猛烈な勢いで、彼は目をかいていた。

●「Gペンと腕が一体化したような」、そんなシンクロを体感した。

●彼女は「世界のどこを探しても見つからない、たったひとりの運命の人」。

● それは「地球全ての人間にとって、なくてはならない」存在だ。

●怒りをこらえきれず、「唇を噛みきってしまいそうになる」。

●あいつ、「魂抜けてるけど」だいじょうぶ?

●今ごろ彼女の頭には、「鬼の角が生えている」。

●この量じゃあ「一日中付きっきりでやっても」間に合うはずがない。

●この海には、「船も飲み込むような」怪物が住んでいるんだよ。

●「バスケットボールでも出てくるんじゃないかくらい」の吐き気を催した。

●驚きのあまり「目がこぼれ落ちそうになった」。

●「うるさい!「耳が取れる!」

●世界には「髪の毛と同じだけの」女がいる。だからきにするなよ。

●うちの会社には、「小さな国が作れるだけの従業員」が働いている。

既存例

サンジ(ONEPIECE)

「死んでも蹴らん!」

富樫勇太(中二病でも恋がしたい!)

「全暗炎龍的に却下だ」

キョン(涼宮ハルヒの憂鬱)

「机の上の鉛筆を凝視していても”一ミクロン”も動かしていないし――」

「一億万歩譲ったとして、ハルヒにそんなこと出来るとは思えん」

トニー・スターク(映画アベンジャーズ インフィニティ―ウォー)

「その計算頭痛がしてくる。」


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